――英雄は成るものではなく成らされるものである
というワケでこんばんは。
どういうわけだ、と言うツッコミはスルーの方向で!
小説を書こう、と想ってもかけない。
ってか、文章を書く事を拒否し始めている俺の身体。
ネタは出るけど文章に出来ないってどんだけー
まぁ、一応、考えたガンブレイブのネタをどんぞ。
漆黒のATが飛来するのが見えた。
加速したATは、一直線に向かってきており、それを視認したスフィードは舌打ちをする。
混戦状態を制した直後で、疲労してATも無い状況。ATを所有しているが、現在は改修している為にATに騎乗せずにこの場所に来た。
戦場と言えば戦場だ。しかし、上空ではアルティナと正体不明の人物……スピカとは名乗っているが、本名とは考えにくい……と交戦中。
二人の戦闘の余波が大地を抉っており、いくつも光弾が降り注ぎ大地に大きな穴を無数に作り出していた。
自分の周囲を見ると、まだ敵の戦力は温存されているようで、統率の取れた動きでこちらを牽制してくる。
手には銃。昔からの愛用している銃だ。グラハムSGX-Dカスタム。
本来ならば六発のみのリボルバーだが、シリンダーを改造して八発のシリンダーに変更し、貫通性の高いホローポイント弾の装填も可能とした。
また、高威力の弾丸の衝撃に耐えられる銃身だったが、グリップ自体のモロさを考えて瀞梗樹へと変更して現在の銃に至る。
威力は高いが、ATの装甲にとっては銀球鉄砲よりも劣る銃だ。
ATもなく、更に戦力を投入された状態で、最悪とも言える状況。
スフィードは後ろへと振り返ると、黒髪の女性が漆黒の剣を振るっていた。
否。それは剣であるが、厳密に言えば剣ではない。
柄は銃ににたモノで、刃は硬質化した高出力エネルギーの塊である。
自分が所有する『神が鍛えし光剣(ディユ・グレーヴ)』と同質のモノなのだ。
高出力のエネルギーを硬質化した刃に、斬り裂けぬモノは無い。
それはATの装甲であろうと変わらぬ事実である。
しかし、それを持ってしてもATの相手は苦しいのは至極当然の話だ。
人はATを相手に出来るような存在ではない。そもそも、ATは最大で10m前後。最小で4~5mはある。
搭載する動力炉の出力や、人工生体筋肉にもよるが、ATの攻撃……オーソドックスに言えば騎士剣を模して作られた巨大な剣と、200mmのカノン砲がメイン武装で、サブの武装で頭部にあるバルカンに投擲兵器。
人が使う武器をそのまま大きくした武装ばかりだが、差異が在るとすれば兵器の質である。
カノン砲と呼ばれているが、その実は動力炉にエネルギーラインを引いたものであり、動力炉のエネルギーを放出すると言う側面を持っているが、それ以上に難解ともいえるの機能があった。
その威力は精神状態に左右されるのである。言うなれば、人の意志や思念といったモノに反応して威力を増減させるのだ。
理論上はありえない兵器である。けれど、そのありえない兵器は存在していると言う事実。
スフィードはせまりくるATに向かい直った。
手には古ぼけた剣の柄にも銃にも見える武器。
意志を抱く。その意志は迫り来る恐怖を、死を駆逐する堅強な意志だ。
目を瞑ると正眼に構えを取る。深い深呼吸の後、目を見開いてATの巨体を捕らえた。
轟音。遠くとも近くとも取れる距離と位置。爆発的とも取れるエネルギーの本流が生まれたのを感じ、スフィードはアルティナが切り札を使ったのだと判断した。
アルティナの切り札……真紅の義眼・真紅の救世者(クリムゾン・メサイア)。医療技術の為の義眼ではない。
この世界に満ちていた目に見えないモノ。ATの動力炉はその満ちていたモノをエネルギー源として、半永久的に動いている。
尤も……その満ちていたものが何らかの理由によって結晶化したもの、であるのだが。
それこそが、失われた神秘の力。魔術や神術と行った力の源……魔元素(マナ)である。
魔元素の結晶体。それを加工し、義眼としているアルティナは、その魔元素の力を使い爆発的な攻撃力を誇っている。
彼女の義眼がそうだと気付いたのは極最近……エルシェント帝国の技術開発室室長であるエルレシアに言われ、初めてその事実を知ったのだから無理も無いだろう。
そのエルレシアでさえ、魔元素を行使したことすらない。
彼女の父親であるエルシェント帝国天竜騎士団の長・ガロード=フィンツは、その力の行使には慣れている。
魔元素が消失するよりも前から、生きていると言う。立証は出来ないが、それは確かで揺るがない事実だ。
轟音を聞き、スフィードは目を見開いた。
斬る。
ただそれだけだ。意志も何も無い。ただ、迫り来る巨人を斬り裂く。
ただそれだけを手にしたリヴァイダーに乗せる。
スフィードの意志に呼応するように、リヴァイダーがエネルギーを放出し始めた。
長く。長く。長く。伸びて行く。
10mを遥かに超えて、天を貫くのではないかと思えるほど伸びていた。
硬質化せず、放出されたエネルギーは空を貫いていた。
お
と、声を発する。
それから続くのは同じ声。絶叫ではなく、それは正しく咆哮だ。
強い意志を込めた咆哮と共に、白いエネルギー状の剣を振り下ろした。
一閃。天を貫いていた光とも取れるエネルギーが、振り下ろされる。
すぐ眼前のATの剣を斬り裂き、一拍の間を置いて爆発した。
爆音と爆炎。それと共に発生した衝撃波に吹き飛ばされ、スフィードは露出した岩肌に叩きつけられ、全身に激痛が走った。
特に背骨が痛み、折れたのではないかと思うが、自分の身体の頑丈さに毒づきながら、爆炎へと目を向ける。
ATが一騎だけとは思えず、スフィードは痛む身体に鞭打ち、立ち上がる。
空には黒煙が立ち上り、周囲はまだ戦闘中だ。
ATは予想通り一騎ではなかった。あの一騎は先行偵察騎であり、武装も基本的なものしかなかった。
一瞬だけしか武装を見ていないのだが、ATにも騎乗しての戦闘もこなしているため、大体の装備は分かっている。
スフィードは再び周囲を見渡した。空には金の光が発生し、それに呼応するかの様に銀の光を放つ。
天空を戦場とする二人の能力者。
光凰翼の進化系能力・滅壊の光翼(ディストラクション・フェザー)。
極光翼(フェザー・オブ・ブレイズ)の進化系能力・光陽の神翼(ブレイジング・フェザー)。
二つの能力と、アルティナの真紅の救世者(クリムゾン・メサイア)と天輝十皇星の一人スピカの闇黒の救世者(メサイア・デル・フィンスタァニス)。
あまりにも似すぎている力。二人の激突によって、何かが起こるとスフィードは感じていた。
それが何かはわからない。けれど、この戦局は愚か、世界に根本さえも揺るがすような驚愕も起きるのではないか、そう思ってしまう。
今はあの二人に気をとられている場合ではない。
スフィードはリヴァイダーを構えなおすと、迫り来るATの小隊を見上げるのであった。
以上です。
ってか、このネタを使うのが何年後なのやらwww
ガチで数年後になったらごめんね☆
あ、なんですか貴方達はうわ、やてくぁwせdrftgyふじこlp;
1 件のコメント:
原作やってから書け。なぜ原作のヒロインがセイバーオンリーなのか聞きたい。
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