ピンクのしっぽが手に入らない OTL
イジョ。
いや、上段です肺。
まぁなんだ。久々にSFCを引っ張り出してFF4をプレイ中。
ラストダンジョンに突入し、最強武器も入手してあとはラスボスをエクスカリバーで刺し殺すだけです。
いや、まぁ、像所句技を使ってるんで、エッジさえ居れば楽に殺せるかと。
だって、エクスカリバーでカンストしてるんですからwww
とりあえずは、ラスボスは後回しにしてレアアイテムの蒐集に走っている俺が居る。
とだけ記しておく。
関係ない話だけど、外国人参政権について調べてみよう。
そして、反対しよう。というか、知らない人の方が多いので大々的に知らせる必要がある。
まぁ、今の政治家なんぞ特亜三国の言いなりだからな、参政権を与えれば半島の流民が日本になだれ込んでくる事必須。
もうあいつ等死ねよ。
2007-11-28
2007-11-20
ひとりごとー
うん。こんばんは。
今日はまぁ、なんだ。独り言をば
ニュースと言うか、新聞で入国に関して変更が有ったとかを目にする。
簡単に言えば、入国する外国人に指紋と顔写真を撮ると言うこと。
ま、詳しくはここにて。
後は痛いニュースとかね。
んでだ。コレに関しては至極普通の事だよな?
いや、今までが以上だったとしか言いようが無い。
外国人が入国して、指紋採取も顔写真の提供もしない方が以上だとおもふ。
入国した外国人が犯罪を犯す、と言う可能性はある。
可能性の話をいえばきりが無いが、0ではないのだから当たり前だ。
アメリカも同じ事をしてるのになぜ日本だけが槍玉に挙げられるのかが分からない。
だから外国人犯罪天国なんだよ、と呟いてみる。
二度目だけど、コレは全くもって異常ではなく、普通の事です。
反対するなら理由を挙げて反対しろ、と反対する人たちに向けて行って見るテスト。
今日はまぁ、なんだ。独り言をば
ニュースと言うか、新聞で入国に関して変更が有ったとかを目にする。
簡単に言えば、入国する外国人に指紋と顔写真を撮ると言うこと。
ま、詳しくはここにて。
後は痛いニュースとかね。
んでだ。コレに関しては至極普通の事だよな?
いや、今までが以上だったとしか言いようが無い。
外国人が入国して、指紋採取も顔写真の提供もしない方が以上だとおもふ。
入国した外国人が犯罪を犯す、と言う可能性はある。
可能性の話をいえばきりが無いが、0ではないのだから当たり前だ。
アメリカも同じ事をしてるのになぜ日本だけが槍玉に挙げられるのかが分からない。
だから外国人犯罪天国なんだよ、と呟いてみる。
二度目だけど、コレは全くもって異常ではなく、普通の事です。
反対するなら理由を挙げて反対しろ、と反対する人たちに向けて行って見るテスト。
2007-11-07
うむ。皆様こんばんは。
最近、火が沈むのが早くなってきたのに、昼間はなんで暑いんだろうと子一時間話し合いたいです。
誰とだ。
まぁ、気にせずに。
アニメとか最近興味なし。
ってか、普通に見れる時間帯じゃねぇのが多すぎる上に、スクイズは普通にあんなの放送できねぇだろ、と呟いてみる。
見てませんが、スレの発言とかネタバレとか色々で内容は知っております。
Nice bote。はあまりにも有名だろう。(嘘
ま、どうでもいい呟きついでにネタ投下。
一人の男がいる。褐色の肌に白い髪。纏う外套の色は赤。
その身体は傷だらけで、息も絶え絶えな姿だ。
深い森の中、一人で死を迎えようとしている男の名は衛宮士郎、決して叶う事ない綺麗事を追い求める愚者。
彼を取り囲むように、数人の人影がある。
一人は大柄の老人で、手には宝石の様な剣を手にしている。
一人は赤い長髪の女性で、服装はジーンズに白いTシャツと言う軽装だ。
一人は黒い髪を靡かせる女性だ。豊かな胸に細く括れた腰に丸いお尻。黒いドレスに身を包んだ女性の瞳は血の様に赤い真紅。
その女性に付き従うように控えるのは二人の男だ。
一人は漆黒の出で立ち、もう一人は白一色の出で立ちだ。
黒髪の女性の傍らに一匹の獣が居た。白色の毛並みの獣は言い表すなら狼を彷彿とさせる。
黒髪の女性が口を開く。その声を聞く者すべてを魅了するような美しい声だ。
「シロウ……これがあなたの望んだ結末?」
女性の声に衛宮士郎は答えない。意識を失っているのだから、答えられるはずがなかった。
次いで、その隣に立つ赤い髪の女性が口を開く。
「馬鹿ね、あんたは。自分が死にかけてるのに、他人の心配するなんて馬鹿も良いとこだわ」
素っ気ない口調だが、彼を案じている事はよくわかる。
二人の後に、大柄の老人が口を開いた。
「この馬鹿たれを違う世界に飛ばす事に、異論はないな?」
「ないわ」
「彼女と同じよ」
二人の女性の答えを聞き、老人は頷いた。
黒い女性が衛宮士郎に近づいていく。ドレスが汚れることを意に介さず、血に濡れた身体を抱き起こした。
流れ出る血は熱く、彼女の心を沸き立たせる。欲しいと、叫んでいる。
その衝動を抑えながら、女性は流れ出る血を舐め取った。
熱い。たった少し舐め取っただけなのに、体中が熱くなる。
彼女の衝動が更に強くなった。
「ん、は……あぁ……」
恍惚ともとれる表情だ。まるで性的な快楽を甘受する様に身体を震わせた。
男が見れば確実に欲情させる顔と、空気を纏う。
女性は更に血を求め、麻薬に侵された中毒者の様に舌を衛宮の身体にはわしていく。
と、それを静観していたもう一人の女性が動いた。
「それ位にしときなさい、そのままだと牙突き立てて血を啜りそうよアンタ」
「……そうね。そうなってしまえば私は嬉しいのだけれど、彼に怨まれそうだわ」
黒い女性はそう言うと、衛宮の血を舐める事を止めて男の身体を支える。
紅い髪の女性は衛宮をみる。傷だらけだった身体が、治癒され始めていた。
否。それは治癒という言葉は当て嵌まらず、復元と言っても過言ではないだろう。
吸血種が備え持つ復元呪詛と遜色は無いほどだ。
ほぼ完全に傷が癒え、数分の後に衛宮士郎が意識を取り戻した。
「俺は……生きているのか?」
「あら、目が覚めたみたいね。士郎」
「ブルー……いや、青子さん。何故貴女がここに?」
「何故って、そりゃアンタの心配をしてるからに決まってるでしょ?」
「全くね。貴方が封印指定を受けたと聞いて、じっとしていられなかったわ」
「君も居たのか、アルト」
「えぇそうよ、士郎。私の愛しき人」
アルトと呼ばれた女性が、衛宮の唇を塞ぐ。
直ぐに舌を絡め、唾液が混ざり合う隠微な音が聞こえ始めてくる。熱烈な愛情表現を受け、白い服の男に襲い掛かられたりしたものの、衛宮は冷静に今於かれている状況を分析していた。
「封印指定か、アレに至った時点で……いや、この姿になった時点で気付くべきだったか」
「どうした?」
「信じられないが……過去に私は未来の自分を見ていたようだ」
「どういう事?」
「聖杯戦争は知っているだろう?召還された英霊に、私と同じ姿格好をした英霊がいたのだ。まさか、あのいけ好かないヤツが未来の自分などと、誰も思うまい」
「……まさか、近代に於いて英霊に至る者が現れるとはな。これまでの道程、既に決められたことだったか」
老人は面白いものを見付けたように笑い出した。
老人から視線を外し、衛宮は他の二人を見る。
紅い髪の女性……ブルー事青崎青子は、どこか面白くなさそうに衛宮を睨み付けていた。
青子からの視線に耐え兼ね、未だに抱き着いている状態の黒髪の女性……アルトルージュ=ブリュンスタッドを見る。
己の視線に気付いたのか、顔を上げ見つめ合う形になる。
ポッ、と頬を赤く染めたアルトルージュを見た瞬間、青子からマジックミサイルが放たれた。
アルトルージュを守るように、白と黒の男達が動いた。
無数の破壊を退けると、青子へと剣の切っ先を向けた。
それと同時に、アルトルージュの隣に控えていた白い狼が牙を剥き、低い唸り声を上げた。
「駄目だプライミッツ」
衛宮の言葉に振り返り、プライミッツと呼ばれた白狼は彼に従うように、大人しくなった。
いい子だ、そう呟きながらプライミッツの頭を撫でた。
白狼はアルトルージュのペットではなく、霊長類の絶対殺戮権を有する魔獣である。
本来ならば白狼……プライミッツマーダーは、人に対して懐く――と言えば少々語弊があるだろうが――と言う事はまず有り得ない。
霊長にたいする絶対殺戮権を有する彼もしくは彼女が、殺戮対象に懐くわけがないのだが、衛宮士郎は違うようである。
「なによーアルトばかりいい思いしてるんだからいーじゃない」
ふて腐れた顔をしながら、青子は呟いた。衛宮はその顔を見て笑みを浮かべている。
「愛されてるねぇ、士郎クン。いっそのこと僕も受け入れてほしいなぁ?」
「黙れ。そのまま教会に向かって第七聖典でも喰らって消えろ、フィナ。あぁ、ここに残るというならプライミッツ、あいつを殺してもいいぞ」
「まってまって、流石にそれはないんじゃないかな、士郎クンッ?!」
フィナと呼ばれた男は、そう言いながらも焦ったそぶりを見せていない。
衛宮は彼を無視し、その隣に立ちため息をついた黒ずくめの男へと視線を向けた。
隣に立つフィナはふざけた態度でありながら、そのたたずまいに隙はない。
当然、黒い男も例外ではなかった。
「士郎。私の教えを忘れるな」
「分かっているよ、リィゾ。それは十二分に理解している……」
「ならば良い。しかし、おしいな。お前が才ある者達に、どこまで迫れるかを知る事が出来ないのは、口惜しいものだ」
「その言葉だけで十分だ。リィゾ貴方の教えは無駄ではない」
「達者でな士郎。私は教会の者ではないが、お前が幸せになれると、祈っておこう」
黒い男……リィゾはそれだけを告げて、老人へと視線を向けた。
老人は小さく頷くと、衛宮の目の前まで歩いていく。
アルトルージュに抱き抱えられた衛宮は、そのまま老人を見上げている。
「別れはすんだか?」
「えぇ。ありがとうございます、大師父」
大柄な老人が宝石で作られた剣を取り出し、魔術……否魔法を行使する。
彼……キシュア=ゼルレッチ=シュバインオーグのみに許された魔法。無限に連なる平行世界を渡る第二魔法だ。
アルトルージュは名残惜しそうに、衛宮を抱きしめた。
本音を言えば、衛宮士郎という男をそばに置いておきたかった。
そうすれば、おいそれと彼に対する封印指定専門の武闘派の魔術師から、彼を守ることが出来る。
死徒二十七祖と呼ばれる者達の内、三名と一匹の力をもってすればたやすい事だ。
けれど、それば衛宮が望むことではない。だから、リィゾとフィナは、彼に戦場において生きるための力を与えた。
僅かな数%の勝機さえも掴みとれる様に、二人の騎士に鍛えさせた。それがまずかったのだろう、衛宮士郎は黒の吸血姫なの寵愛を受ける者と、知らぬ者は居なかった。
結果として、白翼公と呼ばれる死徒が率いる一派に狙われるはめになってしまったのだ。
生き延びるために白翼公の刺客を退ける度に、その名は更に知れ渡っていった。
はてには死徒二十七祖の一人ヴァン=フェムと戦い、彼の使役する魔城の一体を破壊。
更には聖葬砲典、魔剣アヴェンジャーを所有する復讐騎エンハウンスと戦い生き延びただけではなく、彼とも酒を飲み交わす間柄になったという。
次第に『魔術師殺し』や『死徒狩り』、『錬鉄の魔術師』『千の剣の支配者』と言った呼び名で呼ばれ、すべての魔術師に恐れられていった。
気付いた時には遅すぎた。衛宮士郎は魔術協会から封印指定を受けた揚げ句、聖堂教会から異端者の烙印をおされ、世界中の主立った大国から戦犯として世界中に指名手配されたのだ。
世界中の悪意を身に受け、それでも救える者が居るのならば手を差し延べ続けた。
馬鹿なのだろう。正義の味方という綺麗事を追いかけ続け、その果てが、今の状況だ。
「ごめんなさい、士郎」
小さな呟きは、誰の耳にも届く事はなかった。
アルトルージュは衛宮から離れ、青子を見る。封印指定となった直後に行われた衛宮士郎捕獲のための作戦に介入し、気まぐれで彼を助けた魔法使いの一人。
破壊、と言う一点に於いて右に出る者は居ないとされている女性だ。
そこで、アルトルージュは一つの爆弾を落とすことにした。
「士郎。この子は私たちが責任をもって育てるわ」
お腹に手を宛て、微笑みを浮かべながら爆弾を投下した。
静寂が訪れる。誰も予想していなかった発言に、何も言うことが出来なかった。
どれだけの時間が過ぎたのだろうか。沈黙を破ったのは破壊の権化の魔法使いだった。
しかも、燃え盛る炎の中に、ガソリンをガロン単位で放り込むような発言だった。
「あら、アンタも士郎を襲ったの?」
「えぇ、魔眼で体の自由を奪った後、催眠術で欲情させてから、アトラスの名を継ぐ錬金術師に特別調合してもらった薬を使って、三日も激しくされたわ」
頬を赤らめながら、アルトルージュは詳細に語った。
それを聞いていたフィナは苦笑しており、リィゾは目頭を押さえていた。
衛宮はため息をつくと、アルトルージュが不満そうな顔をして、
「シロウ、ブルーに手を出したのね?」
「逆よ逆。私が無理矢理押し倒したのよ。ほら、コイツ魔力量少ないしパスを通すためにヤッちゃった」
悪戯がばれたような顔をして、青子は笑い出した。
と、和やかな空気の中に緊張が走った。強烈な殺気と魔力を感じ取り、全員がそちらへと振り向いた。
そこに居たのは腐食した左腕と焼け爛れた右腕の男だった。
「……同族の気配に牽かれて来てみりゃ、お前がいるとはな。なんにせよ封印指定おめでとう、って言えばいいか士郎?」
「賛辞と同時に厄介事だ。お前も相変わらずそうだな。いっそのこと白翼公と殺しあってきたらどうだ、エンハウンス?」
「いずれはあの野郎をぶち殺す。今は、その女だ」
獰猛な笑みを浮かべながら、武器を手に取った。
左腕に魔剣を、右腕に聖葬砲典を握る。左腕が魔剣に侵食されていき、右腕か聖葬砲典によって焼けただれていく。
「やめろ、復讐騎。アルトルージュ様との決着の時ではない。引かぬ、と言うならば私が相手になろう」
「ハッ!黒騎士テメェごときが俺の相手になるかよ!!」
「吠えちゃダメだよ、エンハウンス君。吠えれば吠えるほど弱いって思われるよ?」
「寄るな動くな喋るなショタゲイ騎士。さっさとシエルの第七聖典で消滅してきやがれ。嫌なら、そこの犬ッころに殺されるか、俺に殺されろ」
「うーん。よく思うんだけど、僕の扱いって酷くない、リィゾ?」
「気のせいだ」
「元気が有り余っとるのぉ。エンハウンス、士郎をこっちに投げろ」
ゼルレッチの言葉にエンハウンスは顔をしかめるが、衛宮の前に立つと胸倉を掴み上げて放り投げた。
衛宮が魔法陣の中央にほうり込まれ、ゼルレッチは詠唱を開始する。
フィナとリィゾ、エンハウンスの三人は周囲に警戒を向けており、魔法陣の中心に座り直した衛宮が口を開いた。
「エンハウンス……頼む。俺の代わりに、アルトルージュを守ってくれ」
「……馬鹿だとは思ってたが、底無しに馬鹿だなお前は」
「アルトと約束したんだ。ピンチの時は必ず駆け付けるって」
「知るか。それに、俺の目的は知ってんだろーが」
「わかってる。けど、お前しかいないんだ」
「あぁークソッ!テメェの馬鹿さ加減には呆れるぜ。他の死徒を殺しやすくなるだろうからな、受けてやる。だが、白翼公の一派を殺したら次はコイツらだぜ?」
「かまわん。私とて貴公に遅れを取らん」
「言ってくれるな、黒騎士」
「ありがとう、エンハウンス」
「……フン」
それ以上話す事は無い、という意思表示なのだろう、エンハウンスは口を閉じてしまった。
ゼルレッチの魔法の詠唱が終わりに近づいていき、衛宮が光に包まれる。
「シロウ……貴方だけは私を私と見てくれた。死徒でもなく、半端な朱い月の器でもなく、アルトルージュ=ブリュンスタッドとして、一人の女としてみてくれた。ありがとう、シロウ……そして、何時の日か貴方と再び巡り会うまでこの子は真っすぐに育てるわ」
「冗談じゃなかったんだ……まぁ、あたしもあんたの事は嫌いじゃないしあの子にも妹か弟が出来たから衛宮の魔術刻印は無いけど、衛宮は安泰ね」
「貴方の自慢の息子だったわね。名前は?」
「士郎と私の名前を足して青士郎よ。今はあの子が気に入った燈子に預かってもらってるわ」
「ほう、険悪だった姉妹がここまで関係が修復されるとはな」
「燈子が教育ママな上に、しっかり者が居るからねー魔力回路も割と多いみたいだし、蒼崎も安泰かしら?」
「ふむ、わしも教育に加わって英才教育を施してみるか」
「リィゾ、フィナこの子を鍛え上げてちょうだい。兄弟で殺し合うことはさせないで、青士郎を護ることに特化させるわ」
「畏まりました」
「えぇ、了解しました」
「魔術の英才教育を受けた蒼崎と衛宮の子と、剣術に特化した死徒と真祖と人の混血か。面白い。全く以って面白い!」
和気藹々と育児に関して話し合う魔法使い二人と死徒三人をみて、エンハウンスは魔法陣の中央に座る衛宮に声をかけた。
衛宮はいじけているのか、ブライミッツ・マーダーを撫でながらぶつぶつと何か呟いている。
「……アイツ等、楽しそうにしてるが、いつもあんな感じか?」
「あぁ。基本的に俺の意思は介入できない。それと、男の子だったら追加でフィナからあの子を絶対守ってくれ」
「その事に関してだけは、約束してやる」
「ありがとう。いっそ、手が滑ったといって聖葬砲典で虐めてもかまわん」
教育に悪いんだアイツの存在自体が、と呟いた。
詠唱を停止したためなのか、光が消えうせ元の暗闇の森が姿を見せた。
話し合いが終わったのか、ゼルレッチは一から詠唱し始めた
言葉を一つ聞くたびに衛宮はこの世界に居る者達を思い出していた。
妹のような存在を、血の繋がらない雪が似合う小さな姉を、天真爛漫を絵に描いたような姉を、魔術の師でありかつての戦争を戦った戦友を……そして、その戦争において共に戦い抜いた剣の従者を思い出していた。
「俺の理想は……間違っていたのか?」
衛宮は小さく呟いた。
それは誰かに問い掛けるような呟きだった。
彼の顔に浮かぶのは迷い。今まで辿って来た道筋は本当に正しかったのかと、迷いが彼の心に楔となる棘を刺した。
その場に居た誰もが、彼の表情の変化に気付いていた。
「……わかった。努力する」
「シロウ……さよなら」
アルトルージュが小さく呟いた。後ろに控える二人の騎士はその言葉を聞いていないことにした。
魔法陣が光を帯び始めるとほぼ同時。平行世界への転送を妨害する攻撃が襲い掛かって来た。
その攻撃が、ただ平行世界へと飛ばすだけの魔法が、異世界へと彼を転送してしまう事を誰も予想できなかった。
魔法陣の一部が破損し、魔力が暴れ出す。そして、まばゆい閃光が夜の森を照らし上げた。
まばゆい閃光が納まると同時に、全員がそちらを見た。
魔術師らしき人物達がそこにいた。魔法陣に突き刺さっているのは、細い刀身の剣……代行者と呼ばれる者達が使い黒鍵と呼ばれる剣だった。
笑みを浮かべるのはエンハウンスだ。魔剣アヴェンジャーを握り締めると、臨戦体制に入って獰猛なオーラを放つ。
白騎士フィナと黒騎士リィゾも剣を抜くと、白い魔狼プライミッツマーダーが吼た。
そして、殺戮は始まった。
はい、そんなわけでクロスものに最適なFateです。
ここでクエスチョン。Fateの主人公・衛宮士郎はこの後何処に飛ぶ?
1.魔法少女りりかるなのはの世界に決まってますよね?
2.ネギまの世界に決まってんだろ!
3.ここはあえて、聖闘士星矢とかは如何だろう?!
4.むしろ、ヘルシングとからませるとかどうよ?
5.大穴でミスター味っ子で料理勝負するとか!
の五つです。
まぁ、なんだ。どの世界に飛ばされるのかは俺次第ではなく番号を選んでね?
選ぶ人どころか誰も見て無いだろうケド。
イジョ。
最近、火が沈むのが早くなってきたのに、昼間はなんで暑いんだろうと子一時間話し合いたいです。
誰とだ。
まぁ、気にせずに。
アニメとか最近興味なし。
ってか、普通に見れる時間帯じゃねぇのが多すぎる上に、スクイズは普通にあんなの放送できねぇだろ、と呟いてみる。
見てませんが、スレの発言とかネタバレとか色々で内容は知っております。
Nice bote。はあまりにも有名だろう。(嘘
ま、どうでもいい呟きついでにネタ投下。
一人の男がいる。褐色の肌に白い髪。纏う外套の色は赤。
その身体は傷だらけで、息も絶え絶えな姿だ。
深い森の中、一人で死を迎えようとしている男の名は衛宮士郎、決して叶う事ない綺麗事を追い求める愚者。
彼を取り囲むように、数人の人影がある。
一人は大柄の老人で、手には宝石の様な剣を手にしている。
一人は赤い長髪の女性で、服装はジーンズに白いTシャツと言う軽装だ。
一人は黒い髪を靡かせる女性だ。豊かな胸に細く括れた腰に丸いお尻。黒いドレスに身を包んだ女性の瞳は血の様に赤い真紅。
その女性に付き従うように控えるのは二人の男だ。
一人は漆黒の出で立ち、もう一人は白一色の出で立ちだ。
黒髪の女性の傍らに一匹の獣が居た。白色の毛並みの獣は言い表すなら狼を彷彿とさせる。
黒髪の女性が口を開く。その声を聞く者すべてを魅了するような美しい声だ。
「シロウ……これがあなたの望んだ結末?」
女性の声に衛宮士郎は答えない。意識を失っているのだから、答えられるはずがなかった。
次いで、その隣に立つ赤い髪の女性が口を開く。
「馬鹿ね、あんたは。自分が死にかけてるのに、他人の心配するなんて馬鹿も良いとこだわ」
素っ気ない口調だが、彼を案じている事はよくわかる。
二人の後に、大柄の老人が口を開いた。
「この馬鹿たれを違う世界に飛ばす事に、異論はないな?」
「ないわ」
「彼女と同じよ」
二人の女性の答えを聞き、老人は頷いた。
黒い女性が衛宮士郎に近づいていく。ドレスが汚れることを意に介さず、血に濡れた身体を抱き起こした。
流れ出る血は熱く、彼女の心を沸き立たせる。欲しいと、叫んでいる。
その衝動を抑えながら、女性は流れ出る血を舐め取った。
熱い。たった少し舐め取っただけなのに、体中が熱くなる。
彼女の衝動が更に強くなった。
「ん、は……あぁ……」
恍惚ともとれる表情だ。まるで性的な快楽を甘受する様に身体を震わせた。
男が見れば確実に欲情させる顔と、空気を纏う。
女性は更に血を求め、麻薬に侵された中毒者の様に舌を衛宮の身体にはわしていく。
と、それを静観していたもう一人の女性が動いた。
「それ位にしときなさい、そのままだと牙突き立てて血を啜りそうよアンタ」
「……そうね。そうなってしまえば私は嬉しいのだけれど、彼に怨まれそうだわ」
黒い女性はそう言うと、衛宮の血を舐める事を止めて男の身体を支える。
紅い髪の女性は衛宮をみる。傷だらけだった身体が、治癒され始めていた。
否。それは治癒という言葉は当て嵌まらず、復元と言っても過言ではないだろう。
吸血種が備え持つ復元呪詛と遜色は無いほどだ。
ほぼ完全に傷が癒え、数分の後に衛宮士郎が意識を取り戻した。
「俺は……生きているのか?」
「あら、目が覚めたみたいね。士郎」
「ブルー……いや、青子さん。何故貴女がここに?」
「何故って、そりゃアンタの心配をしてるからに決まってるでしょ?」
「全くね。貴方が封印指定を受けたと聞いて、じっとしていられなかったわ」
「君も居たのか、アルト」
「えぇそうよ、士郎。私の愛しき人」
アルトと呼ばれた女性が、衛宮の唇を塞ぐ。
直ぐに舌を絡め、唾液が混ざり合う隠微な音が聞こえ始めてくる。熱烈な愛情表現を受け、白い服の男に襲い掛かられたりしたものの、衛宮は冷静に今於かれている状況を分析していた。
「封印指定か、アレに至った時点で……いや、この姿になった時点で気付くべきだったか」
「どうした?」
「信じられないが……過去に私は未来の自分を見ていたようだ」
「どういう事?」
「聖杯戦争は知っているだろう?召還された英霊に、私と同じ姿格好をした英霊がいたのだ。まさか、あのいけ好かないヤツが未来の自分などと、誰も思うまい」
「……まさか、近代に於いて英霊に至る者が現れるとはな。これまでの道程、既に決められたことだったか」
老人は面白いものを見付けたように笑い出した。
老人から視線を外し、衛宮は他の二人を見る。
紅い髪の女性……ブルー事青崎青子は、どこか面白くなさそうに衛宮を睨み付けていた。
青子からの視線に耐え兼ね、未だに抱き着いている状態の黒髪の女性……アルトルージュ=ブリュンスタッドを見る。
己の視線に気付いたのか、顔を上げ見つめ合う形になる。
ポッ、と頬を赤く染めたアルトルージュを見た瞬間、青子からマジックミサイルが放たれた。
アルトルージュを守るように、白と黒の男達が動いた。
無数の破壊を退けると、青子へと剣の切っ先を向けた。
それと同時に、アルトルージュの隣に控えていた白い狼が牙を剥き、低い唸り声を上げた。
「駄目だプライミッツ」
衛宮の言葉に振り返り、プライミッツと呼ばれた白狼は彼に従うように、大人しくなった。
いい子だ、そう呟きながらプライミッツの頭を撫でた。
白狼はアルトルージュのペットではなく、霊長類の絶対殺戮権を有する魔獣である。
本来ならば白狼……プライミッツマーダーは、人に対して懐く――と言えば少々語弊があるだろうが――と言う事はまず有り得ない。
霊長にたいする絶対殺戮権を有する彼もしくは彼女が、殺戮対象に懐くわけがないのだが、衛宮士郎は違うようである。
「なによーアルトばかりいい思いしてるんだからいーじゃない」
ふて腐れた顔をしながら、青子は呟いた。衛宮はその顔を見て笑みを浮かべている。
「愛されてるねぇ、士郎クン。いっそのこと僕も受け入れてほしいなぁ?」
「黙れ。そのまま教会に向かって第七聖典でも喰らって消えろ、フィナ。あぁ、ここに残るというならプライミッツ、あいつを殺してもいいぞ」
「まってまって、流石にそれはないんじゃないかな、士郎クンッ?!」
フィナと呼ばれた男は、そう言いながらも焦ったそぶりを見せていない。
衛宮は彼を無視し、その隣に立ちため息をついた黒ずくめの男へと視線を向けた。
隣に立つフィナはふざけた態度でありながら、そのたたずまいに隙はない。
当然、黒い男も例外ではなかった。
「士郎。私の教えを忘れるな」
「分かっているよ、リィゾ。それは十二分に理解している……」
「ならば良い。しかし、おしいな。お前が才ある者達に、どこまで迫れるかを知る事が出来ないのは、口惜しいものだ」
「その言葉だけで十分だ。リィゾ貴方の教えは無駄ではない」
「達者でな士郎。私は教会の者ではないが、お前が幸せになれると、祈っておこう」
黒い男……リィゾはそれだけを告げて、老人へと視線を向けた。
老人は小さく頷くと、衛宮の目の前まで歩いていく。
アルトルージュに抱き抱えられた衛宮は、そのまま老人を見上げている。
「別れはすんだか?」
「えぇ。ありがとうございます、大師父」
大柄な老人が宝石で作られた剣を取り出し、魔術……否魔法を行使する。
彼……キシュア=ゼルレッチ=シュバインオーグのみに許された魔法。無限に連なる平行世界を渡る第二魔法だ。
アルトルージュは名残惜しそうに、衛宮を抱きしめた。
本音を言えば、衛宮士郎という男をそばに置いておきたかった。
そうすれば、おいそれと彼に対する封印指定専門の武闘派の魔術師から、彼を守ることが出来る。
死徒二十七祖と呼ばれる者達の内、三名と一匹の力をもってすればたやすい事だ。
けれど、それば衛宮が望むことではない。だから、リィゾとフィナは、彼に戦場において生きるための力を与えた。
僅かな数%の勝機さえも掴みとれる様に、二人の騎士に鍛えさせた。それがまずかったのだろう、衛宮士郎は黒の吸血姫なの寵愛を受ける者と、知らぬ者は居なかった。
結果として、白翼公と呼ばれる死徒が率いる一派に狙われるはめになってしまったのだ。
生き延びるために白翼公の刺客を退ける度に、その名は更に知れ渡っていった。
はてには死徒二十七祖の一人ヴァン=フェムと戦い、彼の使役する魔城の一体を破壊。
更には聖葬砲典、魔剣アヴェンジャーを所有する復讐騎エンハウンスと戦い生き延びただけではなく、彼とも酒を飲み交わす間柄になったという。
次第に『魔術師殺し』や『死徒狩り』、『錬鉄の魔術師』『千の剣の支配者』と言った呼び名で呼ばれ、すべての魔術師に恐れられていった。
気付いた時には遅すぎた。衛宮士郎は魔術協会から封印指定を受けた揚げ句、聖堂教会から異端者の烙印をおされ、世界中の主立った大国から戦犯として世界中に指名手配されたのだ。
世界中の悪意を身に受け、それでも救える者が居るのならば手を差し延べ続けた。
馬鹿なのだろう。正義の味方という綺麗事を追いかけ続け、その果てが、今の状況だ。
「ごめんなさい、士郎」
小さな呟きは、誰の耳にも届く事はなかった。
アルトルージュは衛宮から離れ、青子を見る。封印指定となった直後に行われた衛宮士郎捕獲のための作戦に介入し、気まぐれで彼を助けた魔法使いの一人。
破壊、と言う一点に於いて右に出る者は居ないとされている女性だ。
そこで、アルトルージュは一つの爆弾を落とすことにした。
「士郎。この子は私たちが責任をもって育てるわ」
お腹に手を宛て、微笑みを浮かべながら爆弾を投下した。
静寂が訪れる。誰も予想していなかった発言に、何も言うことが出来なかった。
どれだけの時間が過ぎたのだろうか。沈黙を破ったのは破壊の権化の魔法使いだった。
しかも、燃え盛る炎の中に、ガソリンをガロン単位で放り込むような発言だった。
「あら、アンタも士郎を襲ったの?」
「えぇ、魔眼で体の自由を奪った後、催眠術で欲情させてから、アトラスの名を継ぐ錬金術師に特別調合してもらった薬を使って、三日も激しくされたわ」
頬を赤らめながら、アルトルージュは詳細に語った。
それを聞いていたフィナは苦笑しており、リィゾは目頭を押さえていた。
衛宮はため息をつくと、アルトルージュが不満そうな顔をして、
「シロウ、ブルーに手を出したのね?」
「逆よ逆。私が無理矢理押し倒したのよ。ほら、コイツ魔力量少ないしパスを通すためにヤッちゃった」
悪戯がばれたような顔をして、青子は笑い出した。
と、和やかな空気の中に緊張が走った。強烈な殺気と魔力を感じ取り、全員がそちらへと振り向いた。
そこに居たのは腐食した左腕と焼け爛れた右腕の男だった。
「……同族の気配に牽かれて来てみりゃ、お前がいるとはな。なんにせよ封印指定おめでとう、って言えばいいか士郎?」
「賛辞と同時に厄介事だ。お前も相変わらずそうだな。いっそのこと白翼公と殺しあってきたらどうだ、エンハウンス?」
「いずれはあの野郎をぶち殺す。今は、その女だ」
獰猛な笑みを浮かべながら、武器を手に取った。
左腕に魔剣を、右腕に聖葬砲典を握る。左腕が魔剣に侵食されていき、右腕か聖葬砲典によって焼けただれていく。
「やめろ、復讐騎。アルトルージュ様との決着の時ではない。引かぬ、と言うならば私が相手になろう」
「ハッ!黒騎士テメェごときが俺の相手になるかよ!!」
「吠えちゃダメだよ、エンハウンス君。吠えれば吠えるほど弱いって思われるよ?」
「寄るな動くな喋るなショタゲイ騎士。さっさとシエルの第七聖典で消滅してきやがれ。嫌なら、そこの犬ッころに殺されるか、俺に殺されろ」
「うーん。よく思うんだけど、僕の扱いって酷くない、リィゾ?」
「気のせいだ」
「元気が有り余っとるのぉ。エンハウンス、士郎をこっちに投げろ」
ゼルレッチの言葉にエンハウンスは顔をしかめるが、衛宮の前に立つと胸倉を掴み上げて放り投げた。
衛宮が魔法陣の中央にほうり込まれ、ゼルレッチは詠唱を開始する。
フィナとリィゾ、エンハウンスの三人は周囲に警戒を向けており、魔法陣の中心に座り直した衛宮が口を開いた。
「エンハウンス……頼む。俺の代わりに、アルトルージュを守ってくれ」
「……馬鹿だとは思ってたが、底無しに馬鹿だなお前は」
「アルトと約束したんだ。ピンチの時は必ず駆け付けるって」
「知るか。それに、俺の目的は知ってんだろーが」
「わかってる。けど、お前しかいないんだ」
「あぁークソッ!テメェの馬鹿さ加減には呆れるぜ。他の死徒を殺しやすくなるだろうからな、受けてやる。だが、白翼公の一派を殺したら次はコイツらだぜ?」
「かまわん。私とて貴公に遅れを取らん」
「言ってくれるな、黒騎士」
「ありがとう、エンハウンス」
「……フン」
それ以上話す事は無い、という意思表示なのだろう、エンハウンスは口を閉じてしまった。
ゼルレッチの魔法の詠唱が終わりに近づいていき、衛宮が光に包まれる。
「シロウ……貴方だけは私を私と見てくれた。死徒でもなく、半端な朱い月の器でもなく、アルトルージュ=ブリュンスタッドとして、一人の女としてみてくれた。ありがとう、シロウ……そして、何時の日か貴方と再び巡り会うまでこの子は真っすぐに育てるわ」
「冗談じゃなかったんだ……まぁ、あたしもあんたの事は嫌いじゃないしあの子にも妹か弟が出来たから衛宮の魔術刻印は無いけど、衛宮は安泰ね」
「貴方の自慢の息子だったわね。名前は?」
「士郎と私の名前を足して青士郎よ。今はあの子が気に入った燈子に預かってもらってるわ」
「ほう、険悪だった姉妹がここまで関係が修復されるとはな」
「燈子が教育ママな上に、しっかり者が居るからねー魔力回路も割と多いみたいだし、蒼崎も安泰かしら?」
「ふむ、わしも教育に加わって英才教育を施してみるか」
「リィゾ、フィナこの子を鍛え上げてちょうだい。兄弟で殺し合うことはさせないで、青士郎を護ることに特化させるわ」
「畏まりました」
「えぇ、了解しました」
「魔術の英才教育を受けた蒼崎と衛宮の子と、剣術に特化した死徒と真祖と人の混血か。面白い。全く以って面白い!」
和気藹々と育児に関して話し合う魔法使い二人と死徒三人をみて、エンハウンスは魔法陣の中央に座る衛宮に声をかけた。
衛宮はいじけているのか、ブライミッツ・マーダーを撫でながらぶつぶつと何か呟いている。
「……アイツ等、楽しそうにしてるが、いつもあんな感じか?」
「あぁ。基本的に俺の意思は介入できない。それと、男の子だったら追加でフィナからあの子を絶対守ってくれ」
「その事に関してだけは、約束してやる」
「ありがとう。いっそ、手が滑ったといって聖葬砲典で虐めてもかまわん」
教育に悪いんだアイツの存在自体が、と呟いた。
詠唱を停止したためなのか、光が消えうせ元の暗闇の森が姿を見せた。
話し合いが終わったのか、ゼルレッチは一から詠唱し始めた
言葉を一つ聞くたびに衛宮はこの世界に居る者達を思い出していた。
妹のような存在を、血の繋がらない雪が似合う小さな姉を、天真爛漫を絵に描いたような姉を、魔術の師でありかつての戦争を戦った戦友を……そして、その戦争において共に戦い抜いた剣の従者を思い出していた。
「俺の理想は……間違っていたのか?」
衛宮は小さく呟いた。
それは誰かに問い掛けるような呟きだった。
彼の顔に浮かぶのは迷い。今まで辿って来た道筋は本当に正しかったのかと、迷いが彼の心に楔となる棘を刺した。
その場に居た誰もが、彼の表情の変化に気付いていた。
「……わかった。努力する」
「シロウ……さよなら」
アルトルージュが小さく呟いた。後ろに控える二人の騎士はその言葉を聞いていないことにした。
魔法陣が光を帯び始めるとほぼ同時。平行世界への転送を妨害する攻撃が襲い掛かって来た。
その攻撃が、ただ平行世界へと飛ばすだけの魔法が、異世界へと彼を転送してしまう事を誰も予想できなかった。
魔法陣の一部が破損し、魔力が暴れ出す。そして、まばゆい閃光が夜の森を照らし上げた。
まばゆい閃光が納まると同時に、全員がそちらを見た。
魔術師らしき人物達がそこにいた。魔法陣に突き刺さっているのは、細い刀身の剣……代行者と呼ばれる者達が使い黒鍵と呼ばれる剣だった。
笑みを浮かべるのはエンハウンスだ。魔剣アヴェンジャーを握り締めると、臨戦体制に入って獰猛なオーラを放つ。
白騎士フィナと黒騎士リィゾも剣を抜くと、白い魔狼プライミッツマーダーが吼た。
そして、殺戮は始まった。
はい、そんなわけでクロスものに最適なFateです。
ここでクエスチョン。Fateの主人公・衛宮士郎はこの後何処に飛ぶ?
1.魔法少女りりかるなのはの世界に決まってますよね?
2.ネギまの世界に決まってんだろ!
3.ここはあえて、聖闘士星矢とかは如何だろう?!
4.むしろ、ヘルシングとからませるとかどうよ?
5.大穴でミスター味っ子で料理勝負するとか!
の五つです。
まぁ、なんだ。どの世界に飛ばされるのかは俺次第ではなく番号を選んでね?
選ぶ人どころか誰も見て無いだろうケド。
イジョ。
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